発芽玄米中の抗酸化物質
発芽玄米には、以下に紹介するような強力な抗酸化物質
が含まれています。
【フィチン酸】
フィチン酸は、イノシトールとリン酸が結合した物質で、
別名「IP6(イノシトール6リン酸)」と呼ばれています。
強い抗算化力をもつとともに、からだの防御機能を高める
効果もあって、最近の研究で、大腸がん、肝臓がん、肺がん、
皮膚がんなどに奏効することが判明。大いに脚光を浴びています。
またフィチン酸は、結石ができるのを防いだり、貧血を改善
したり、心筋梗塞や糖尿病を予防する効果もあります。
【フェルラ酸】
発芽玄米中のファルラ酸は、活性酸素の消去に働くほか、紫外線
によって皮膚にメラニン色素(シミの原因物質)が増えるのを
抑える作用もあります。
しかも、このフェルラ酸を特定のアミノ酸と結合させると、
それらの効果が倍増することが、私たちの研究で明らかに
なっています。
またフェルラ酸に、イソロイシンやプロリンというアミノ酸が
結びついた場合は、新たに血小板の凝集を抑える効果(=血栓を
防ぐ効果)が生じることも確認できています。
発芽玄米には、それらのアミノ酸とフェルラ酸がともに豊富に
含まれています。
【トコトリエノール】
トコトリエノールは、ビタミンE(トコフュロール)の仲間です。
ビタミンEは、抗酸化物質の王様といわれていますが、最近になって、
トコトリエノールの抗酸化力は、そのビタミンEと同等か、
ときには上回ることが明らかになっています。
また、日常的にトコトリエノールをとっていると、コレステロールの
上昇や血小板凝集の抑制に役立つほか、乳がんの予防、美肌づくりに
も役立ちます。
発芽玄米は、ビタミンEとともに、このトコトリエノールを多く
含んでいます。
【γ-オリザノール】
γ-オリザノールは、フェルラ酸とトリテルペン(コレステロールに
似ている物質)がくっついた物質です。
古くから、むち打ち症や自律神経失調症、卵巣機能障害などの治療に
使われてきたほか、血液中のコレステロールの増加を抑える力もあります。
また、活性酸素の害を抑えるとともに、紫外線(UV)を吸収したり、
皮膚の毛細血管の血行を促すことから、これも発芽玄米の美肌効果に
一役かっています。
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万病の元「活性酸素」とは
発芽玄米は、万病の元である「活性酸素」を退けるうえでも大変有効です。
活性酸素とは、毒性の強い酸素のことで、病気の約9割にこの活性酸素
が関与しているともいわれています。
じつは私たちの体内では、この活性酸素が絶えず発生しています。
食事でとった栄養をエネルギーに変えるたびに生まれるし、体内に侵入した
病原菌を排除するときは武器としても使われます。
それでも通常、私たちが健康でいられるのは、体内に活性酸素を消去する
抗酸化物質があるためです。からだのなかで作られるSODなどの酵素や、
食事由来のビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンなどがそうです。
ところが現代には、排気ガス、食品添加物、ストレスなど、体内に活性酸素
を増やす要因が急増しています。しかも、年をとると、体内で合成される
SODなどの抗酸化酵素の量も減ってきます。
こうしたなかで健康を守るには、毎日の食事で、外部から抗酸化物質を
積極的に補っていくことが必須です。
話題の注目成分「ギャバ」が豊富
●神経の興奮を抑え、脳の血行を促す
発芽玄米には、からだにいい有効成分がぎっしり詰まっています。
まず注目したいのが、ギャバ(GABA)です。
ギャバは、アミノ酸の一種で、正式名を「γ-アミノ酪酸」といいます。
じつは、私たちの体内にもギャバは存在していて、特に脳に多く存在
し、抑制系の神経伝達物質として神経の興奮を抑える働きをしています。
このギャバを積極的に補給すると、高い血圧が下がったり、動脈硬化が
抑えられたり、脳の血行がよくなって脳細胞の活性化に役立つことが、
古くから知られています。
そのため、ギャバの誘導体は、脳卒中の後遺症、脳動脈硬化症による
頭痛、耳鳴り、意欲低下などの治療薬としても使われてきました。
現在では、さらに幅広い症状に対して、ギャバが効果を発揮することが
わかっています。
●発芽玄米は最高のギャバ補給源
発芽玄米は、ギャバの宝庫です。
発芽玄米には、玄米の約2倍、白米の約10倍ものギャバが含まれています。
発芽に際して玄米中の酵素が活性化し、胚芽部分に含まれるグルタミン酸
(アミノ酸の一種)が、どんどんギャバに置き換えられていくのです。
手軽に炊けて、味と栄養は玄米以上!③
発芽玄米は、「味」と「食感」についても文句なしです。
発芽に際して、硬いヌカの部分が酵素によって内側から
溶けていくため、皮がうすくなり、やわらかくなります。
食感も驚くほどやわらかくなって、白米と同じ感覚で
食べられます。
また、発芽時に、玄米中の糖が細かく分解されたり、
旨味成分(アミノ酸)が増えるので、玄米とも白米とも
違う、甘みの増した独特の美味しさが味わえます。
このように玄米は、発芽させることでまったく別の米に
変身します。発芽という一大イベントを抑えて、玄米の
生命エネルギーが最大限に高まるわけです。
そのエネルギーに満ちた発芽玄米を食べていると、
からだにもともと備わった病気に打ち勝つ力(自然治癒力)
がおおいに賦活されます。
なお、同じ発芽玄米でも、発芽状況によって栄養価がかなり
異なります。芽が出すぎると、芽の成長に玄米中の栄養が
どんどん消耗されてしまうからです。
栄養価が最も充実し、おいしく食べられるのは「0.2~1 mm」
発芽した直後の玄米とされています。
手軽に炊けて、味と栄養は玄米以上!②
発芽玄米はミネラルの吸収率が高いのも大きな特徴です。
玄米には、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄など、
からだにいいミネラルが豊富に含まれています。
ところが、通常の玄米食では、それらのミネラルの多くは
吸収されないばかりか、カルシウム欠乏が起きる可能性さえ
あります。
玄米に含まれるフィチン酸は各種ミネラルと結合していて、
ミネラルを吸収しにくい状態にしているからだといわれて
います。
カルシウムや亜鉛の不足が続くと、物忘れや細胞の老化が
進むことが知られています。
いっぽう、発芽玄米では事情が一変します。
発芽に際して玄米中のフィチン酸とミネラルの結合が離れ、
ミネラルを効率よく吸収できるようになるのです。
そして同時に、ミネラルとの結合が解けたフィチン酸も体内に
どんどん吸収され、健康づくりに大きく貢献します。
手軽に炊けて、味と栄養は玄米以上!①
発芽玄米が、普通の玄米に比べて具体的にどこが、
「スーパー」なのか。
第一に、発芽玄米は、発芽前の玄米に比べて栄養価が
ぐんと増しています。
なにしろ、発芽という現象は、植物の種子にとって
新しい生命を生み出す一大イベントです。
そのため、発芽に際して玄米中には、新芽の成長に
必要な最高の栄養が用意されます。
それまで玄米中で眠っていた各種の酵素が一斉に
目覚めて活動を開始し、玄米の栄養成分を軒並み
増やしていくのです。
例えば、たんぱく質を構成しているアミノ酸では、
子供の成長に必須のリジンや、生活習慣病の予防と
解消に卓効を示すギャバ(γ-アミノ酪酸)が、
発芽に際して大幅に増量します。
また、便通をよくする食物繊維や、がんの予防効果が
知られるフィチン酸(別名IP6)は、発芽時に
吸収されやすい形に変化します。
さらに、普通の玄米にはない、アルツハイマー型
痴呆症の予防に有効な「PEP(プロリルエンド
ペプチダーゼ)阻害物質」が、発芽に際して新たに
生じることも、発見されています。
玄米のいいところ、悪いところ②
●白米は糖のかたまりにすぎない
玄米とは、刈り取った稲穂を乾燥させて、表面の硬いモミ殻を
取り除いたものをいいます。いっぽう、その玄米からさらに
ヌカと胚芽を取り除いて、胚乳だけにしたのが白米です。
じつは、米の有効成分の大部分はヌカと胚芽に含まれていて、
それらを取り除いた白米は、糖(でんぷん)のかたまりに
すぎません。
玄米は精製して白米にすると、ビタミンやミネラルの含有量は
半減し、食物繊維も7割以上が失われてしまいます。
つまりは白米は、エネルギー源にはなっても、健康増進に役立つ
栄養価はあまり強いとはいえないのです。
●玄米食実践者は人口の0.2%
健康ブームの昨今では、玄米食に関心をもっている人は
少なくないと思います。
しかし実際に、いま日本で玄米を主食として食べているのは、
1億2700万人の中の0.2%、つまり約25万人にすぎないといわれて
います。
玄米の良さを知識としては知っていても、多くの人は、
やはり白米を選び、玄米食は敬遠されているのが現状です。
なぜなら玄米は、炊飯に手間がかかるうえ、炊飯しても硬くて
食べにくく、食べても美味しくない、臭いがする、消化が良くない
-といった具合に、その高い栄養価を加味してなお、なじみにくい
欠点が多々あるからです。
願わくば、玄米の栄養価を備えつつ、白米のように手軽に美味しく
食べられる米があればよいわけですが、じつは、そんな夢のような
米があります。
それが「発芽玄米」です。
玄米のいいところ、悪いところ①
米粒に秘められた絶大なパワー
米は私たちが生きるうえで必要な栄養素をふんだんに、
バランスよく身内に備えています。
たんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素をはじめ、それらを
体内で燃やしてエネルギーに変えるのに必要なビタミン・
ミネラルといった微量栄養素、そして第六の栄養素として
話題の食物繊維も、米には豊富です。
米は、いわゆる完全栄養食品であり、そうした素晴らしい
栄養価をもつ食品だからこそ、私たちの先祖は数千年の昔
から米を栽培し、主食にしてきたわけです。
ただし、それはあくまで「玄米」の話であって、現代人が
食べている「白米」には当てはまりません。
骨粗鬆症はなぜ発症するのか?
人体はどのように自らの「自然」を守ろうとしたのでしょうか。
それは、体内にすでにあるミネラル分を使うことによってです。
つまり、人体の自然なメカニズムは、中和に必要なミネラル分
が十分補給されないために、しかたなく自らの骨からミネラル
分を溶かし出して体内に分化して、自分が酸性化するのを防ぐ
ようになったのです。これは当然の“自然の摂理”といえるでし
ょう。
しかし、それによって新たな現代病が発生することになりました。
それが骨粗鬆症なのです。
ちなみに、骨粗鬆症はカルシウムを補填しようといくら牛乳を
飲んでも、予防もできなければ治療もできません。
牛乳は動物性の食品ですから人体を酸性化し、それを中和させる
ためにさらに多くのミネラル分が骨から摂取され、むしろ逆効果
といえます。
日本人は古来より、ヒジキや海草類によって必要なカルシウムを
摂取してきました。
骨粗鬆症を治療するためにも、ミネラル分豊富な玄米食や雑穀、
野菜類を中心としたマクロビオティック標準食が-そしてそれを
継続的に摂り続ける食生活に切り替えることが、何よりも有効なの
です。