2014.1.8

糖尿病との闘いに心強い味方

カテゴリー: スタッフブログ

高血圧と並んで、いま日本で増えているのが糖尿病です。
糖尿病は、すい臓で作られるインスリンというホルモン
の分泌が減ったり、その働きが鈍ることで発生します。

インスリンが充分に働かないと、食事でとった糖を体内
でうまく利用できなくなって、血液中に糖がどんどん残留
し、血糖値が上昇してきます。

そうした状態が長く続けば、血管はぼろぼろになって
さまざまな合併症が引き起こされてきます。

網膜症や腎症、神経障害はその代表で、心臓病や脳卒中も
発生しやすくなります。

高血圧同様、糖尿病を治す特効薬はなく、地道な食事療法
で血糖値をコントロールしていくほかないのが現状です。

糖尿病の食事療法にも、ぜひ取り入れたいのが発芽玄米です。

例えば、私の知り合いで糖尿病に悩んでいた人が、発芽玄米
食をはじめてわずか1ヶ月で、血糖値が190から128に、
ヘモグロビンA1c値が7.5から7.0に、それぞれ下がった
例があります。

また、動物実験でも、血糖値が上昇しやすいネズミ(高血圧
自然発症ラット)に、ギャバを増やした米胚芽を与えていると、
血糖値の上昇が大幅に抑えられることが明らかにされています。

発芽玄米中のギャバは、糖の代謝に働く臓器を軒並み活性化する
ことで、血糖値を安定に導くと考えられています。

すなわち、すい臓を活性化してインスリンの分泌を増やしたり、
肝臓の働きをよくして糖の分解を促したり、さらには全身の
細胞を賦活して糖の利用効率を高める-といった具合です。

このほか、発芽玄米には、すい臓のインスリン産生を促す亜鉛や、
糖の代謝に深く関与しているフェルラ酸も含まれるし、食後の
血糖値の急上昇を抑える食物繊維も豊富です。

さらに、発芽玄米の摂取は、動脈硬化の抑制にも役立つことから、
発芽玄米を日常的に食べていると、糖尿病の合併症を防ぐうえでも
有効です。


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