2013.9.30
よく噛んで食べることの効用①
カテゴリー: スタッフブログ
食事をするうえでとても大切なことは「よく噛んで食べる」ということです。
マクロビオティックは、玄米をはじめとする全粒穀物を主食にしますから、
ひと口ごとに通常で50回以上、体調が悪いときは軽度の場合で70~100回、
重い場合は100回以上噛むようにすすめています。
よく噛むことの効用ははかりしれません。
まず、噛めば噛むほど唾液が出て、それだけ消化酵素が増えるため、
消化器系の負担を軽くでき、栄養分の吸収が促進されて身体中にエネルギー
が満ちわたります。同時に噛むという口の咀嚼運動が脳によい刺激を
与えることにもなるのです。
また、唾液には消毒作用があるため、食品に含まれている有害物質(添加物
や着色剤、農薬など)を除去または緩和し、血液を健全な状態に保って
くれます。発ガン性物質についても、時間をかけてゆっくり噛み、唾液の
効用を高めることで、かなりの程度まで中和することができるでしょう。
しかも、よく噛むことは、ダイエットにもつながります。何回も食物を咀嚼
していると、その間に血糖値が高まって早めに満腹感をおぼえるため、
食事の量が少なくてすむからです。