2013.8.14
人間の食の基本
カテゴリー: スタッフブログ
人間の食の基本が穀物であることは、
なにも学問の研究調査の結果を待つまでもありません。
人間の歯を調べれば一目瞭然なのです。
人間の歯の大部分を占める小臼歯と大臼歯は、
一般に穀類や豆類、さまざまな種子を噛み砕く
ためにつかわれる歯ですが、これは合計20本あります。
次に多い門歯は野菜などの植物性食品を噛み切るために使われ、これが8本。
そして動物性の食物を引き裂くのに使われる犬歯は4本しかありません。
つまり歯の構成から考えても、人間が太古の昔からずっと穀物を主食とし、
副食としては野菜を中心にして食べていたことがおわかりいただけるでしょう。
また、歯の構成を植物性食品用と動物性食品用とに分けると、その構成比は7対1です。
この比率は人間が生命を維持するためには、肉などの動物性食品は必須ではなく、
あくまで任意で少量だけ選択する食品にすぎないことを示しています。
量的にいえば、動物性食品の摂取はせいぜい全体の七分の一程度で十分なのです。
つまり、穀物こそが人間を人間たらしめている根元的な食であり、穀物なしに人類は、
存在しえなかったといっても過言ではないでしょう。