2013.4.19
何が陰で何が陽?
カテゴリー: スタッフブログ
寒い北国や、寒い冬は陰性です。
そこでよく育つ野菜は土中で育つごぼうや人参など陽性のもの。
その反対に暑い南国や、暑い夏は陽性で、よく育つ野菜は茎に
ぶら下がってなるなすやきゅうりなど陰性のものです。
すなわち寒い北海道や東北では、身体を温める陽性のものがとれ、
暑い沖縄では身体を冷やす陰性のものがよくとれるのです。
水分が多いもの、柔らかいものは陰性。
水分が少ない、堅いものは陽性です。同じ素材でも生のものより、
日に干して味が凝縮した乾物のほうが陽性です。
苦いもの、塩辛いものは陽性で、甘いもの、酸っぱいもの、
ホットな辛さのものは陰性です。
東北地方の料理の塩味が濃いのは、身体を温めるため塩の陽性さが
必要だから。暑い地域の料理に甘い味つけや、酸味がきいたものが
多いのは、身体を上手に冷やすためです。
甘くて酸っぱい味が多いタイ料理などまさにそうです。
また、身体をよく動かす人は濃い塩味を欲します。
あまり動かない人は薄味を好みます。
その人がおいしいと思う味つけは、住む環境と身体の使い方に
よって変わります。