2013.4.8
身体を温める・冷やすものさし「陰陽」
カテゴリー: スタッフブログ
身体に必要な栄養やカロリーは重要視されますが、素材が持つ性質
が問題になることは、あまりありません。食べ物はその土地に合った
ものがよく育ちます。暑い地域でとれるものは身体を緩めて冷やす
ものが中心。寒い地域でとれるものはその逆で身体を締めて温める
ものが中心です。
四季のある日本では旬の味が大切にされてきました。夏は身体を冷やす
酢のものや冷や奴、そうめんなど。冬にはふろふき大根や、味噌や醤油
で煮込んだ根菜類、たくあん、そばが美味しくなります。
伝統食は陰陽の調和がとれたものばかりです。
春には若竹煮(陰性のたけのこと陽性のわかめ)、冬は湯豆腐(陰性の
豆腐と陽性の昆布、つけ汁に陰性のしょうがと陽性の醤油)など、
昔の人は陰陽など知らなくても身体で判断したのです。
流通の発達していなかった昔は、季節外の海外産のフルーツを食べる
ことはありませんでした。
今、気になるのはフルーツや甘いもののとりすぎです。砂糖たっぷりの
甘いケーキは極陰性。常食すれば確実に冷え性となり、さまざまな病気
の原因をつくります。
食事は中庸がいちばん。最適なのは玄米です。
発芽玄米を主食とし、季節の陰陽に合ったものを副食でとりましょう。