2013.1.30
甘いものは食べてもいいの?
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もちろん!ただし甘みの質が重要です。
ごはんに含まれる糖質は「ぶどう糖」などの単糖類が1000以上
つながったもので多糖類と呼ばれます。
それに対して、砂糖はぶどう糖と果糖が2つつながった二糖類。
多糖類は消化・吸収がゆっくりですが、砂糖は短時間でぶどう糖に
分解されて血液に取り込まれるため、吸収が速いぶん血糖値は
急速に上がります。
急上昇した血糖値は反動ですぐに下がり、もとの値より低くなります。
このサイクルを繰り返すと低血糖症をまねいたり、すい臓に負担が
かかって糖尿病のリスクが上がります。
また急激に上がった血糖の余剰分の糖は皮下脂肪として蓄積され、
肥満の原因に。
低血糖症は砂糖を多量に含んだ清涼飲料水やお菓子の大量摂取が
引き起こすといわれ、最近の子供や若者にキレる現象が多いのは
ここに一因があるという人もいます。
日本古来の発酵食品である米あめは、もち米と大麦麦芽が原料。
麦芽に含まれている酵素が、もち米のでんぷんを麦芽糖に変えています。
麦芽糖は砂糖と同じ二糖類ですが、米あめは精製されていないので
糖分の割合が低く、ビタミンB2や各種ミネラルも豊富に含まれていて
やさしい甘みです。
また麦芽には消化促進酵素(ジアスターゼ)も含まれているので、
消化を助ける働きもします。
米あめのやさしい甘みと似たものに、玄米甘酒やメープルシロップが
あります。
玄米を発酵させた甘酒は、そのまま飲む以外に甘味としても重宝。
メープルシロップは文字どおりカエデの樹液で各種ミネラルを含みます。
<おすすめのおやつ>
●干しいも、干し柿
●シリアルクッキー
●ドライフルーツ
●季節のフルーツ
●ふかしたおいも
●玄米甘酒
●玄米胡麻せんべい